パスタとスパゲッティの違いとは?憶えておきたい基礎知識

食材解説、レシピ

パスタとスパゲッティの違い

イタリア料理でおなじみパスタ、スパゲッティ。2025年の現在において、パスタと呼ぶ機会のほうが多いようだ。そもそも両者の違いを厳密に説明できるだろうか?

すりみ
すりみ

なんとなくだけど、マカロニとかペンネとかも含めてパスタって呼んでる気がするわ

かまぼこ兄貴
かまぼこ兄貴

大体そんな感じだ500~600種類はあるパスタの中の一つにスパゲッティというパスタがあるんだ。

パスタはイタリアで小麦粉で練った麺類の総称、広い意味でいえばうどんもきしめんも”パスタ”なのだ。スパゲッティとは日本の基準では1.2㎜以上の太さの棒状または2.5㎜未満の管状のパスタと規定されている。

パスタの種類

大きく分けてショートパスタとロングパスタに分かれる。

ショートパスタはマカロニ、ペンネ、ちょうちょの形をしたファルファッレ、ねじのようにうずをまいたフジッリなどある。

ロングパスタは、長いひも状のものをいう、スパゲッティはここに含まれる。先ほども書いたが日本ではスパゲッティは1.2mm以上2.5mm未満となっているが、イタリアでは2㎜前後のものをいう。

1・6mm~1・7mmはスパゲッティーニ、さらに細いものになるとカッペリーニと呼んだりする。

すりみ
すりみ

日本とイタリアでスパゲッティの定義が違うのね!

かつてはスパゲッティが大半だった日本

昔ながらのミートソースやナポリタン、それに使われているのはスパゲッティ。かつてはスパゲッティが定番だった。90年代のイタ飯ブームで、ペンネやフジッリといった本格的なショートパスタがどんどん日本にも入ってくるようになり、パスタという言葉が日本でも普及していくのだ。

それでも現在のシェアはまだまだスパゲッティ>その他のパスタ

今現在でもパスタと呼んでも日本ではスパゲッティがまだまだ主流、ミートソースもクリームソースもスパゲッティが多い。イタリアではソースによってパスタの種類がある程度決まっていて、日本のように、ミートソースにスパゲッティをあわせるのは違和感があるようだ。基本的に繊細な味付けのものには細いめんを、ドッシリ重いソースにはソースに負けない太い麺を合わせる傾向にある。ショートパスタは溝があったり、波打っていたりと、しっかりソースに絡む形状をしているものが多く、スパゲッティよりも食べるときにソースが飛び散りにくいなどメリットがある。家庭でもぜひショートパスタを楽しんでほしいのだ。

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